2008年10月13日月曜日

再び戦前の少年犯罪

同じ少年犯罪データベースから、戦前の少年犯罪をみてみよう。

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昭和2年(1927).2.19〔幼児(満3~4歳)が友人殺害〕
 東京府北豊島郡三河島町(現荒川区)の自宅前で、男子(5)が女の子(6)の頭を1.5メートルの竹棒で殴った。意識不明となり、運ばれた病院で死亡。友達同士で遊んでいたが、些細なことでケンカしたもの。市電乗務員の次男。
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 これは、子どもらしい犯罪といえる。些細なことで、喧嘩したら、死んでしまったというもの。5歳と6歳の喧嘩だ。これは、まあ、少年犯罪に違いはないが、むしろ、事故といえるようなものではないだろうか。

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昭和2年(1927).3.5〔19歳女子(満17~18歳)ら母子が父親殺人〕
 茨城県結城郡の自宅で、長女(19)、母親(37)、祖母(75)が父親(42)をナタで殺害、3.5に起訴された。長男(13)も取り調べを受けている。

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 比べると、上記は深刻な少年犯罪だ。いったい何があったのか? なんとも悲惨な事件ではないか。

2008年10月7日火曜日

戦前の少年犯罪を見る

同じく少年犯罪データベースから、戦前の少年犯罪を見てみよう。
叱られるかも知れないが、これはちょっと戦前っぽいというか、可愛らしいというか。
子供が死んでいるので、大変なことではあるけれど。チャンバラゴッコが原因というのだから、まあ、現代の陰湿ないじめとは、性格が違う犯罪ではないだろうか。

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昭和2年(1927).2.11〔小学生(満9~10歳)が槍で友人刺し殺す〕
 静岡県志太郡で、男子(11)が友人(11)の額をヤリで刺して殺害した。映画の影響から、家に代々伝わる本物のヤリを持ち出してチャンバラごっこをしていたもの。