2023年10月28日土曜日
日本の薬物犯罪の動向
近年の薬物犯罪の動向は、大きく分けて以下の3つが挙げられます。
1. 覚醒剤取締法違反の検挙人員は減少傾向にある
2. 大麻取締法違反の検挙人員は増加傾向にある
3. 危険ドラッグに係る犯罪の検挙人員は減少傾向にある
**覚醒剤取締法違反の検挙人員は減少傾向にある**
覚醒剤取締法違反の検挙人員は、平成28年以降減少傾向にあります。令和元年は、前年から13.0%も減少し、昭和50年以来44年ぶりに1万人を下回りました。この背景には、警察による取締りの強化や、覚醒剤の入手難が挙げられます。
**大麻取締法違反の検挙人員は増加傾向にある**
大麻取締法違反の検挙人員は、平成26年以降増加傾向にあります。令和元年は、前年から10.6%増加し、昭和46年以降初めて4,000人を超えました。この背景には、大麻の合法化やデフォルメ化の動きが影響していると考えられます。
**危険ドラッグに係る犯罪の検挙人員は減少傾向にある**
危険ドラッグに係る犯罪の検挙人員は、平成24年から27年にかけて増加し、翌年から減少傾向にあります。令和元年は、前年より214人(54.0%)減少しました。この背景には、警察による取締りの強化や、危険ドラッグの規制強化が挙げられます。
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