2008年8月27日水曜日

浪速少年院の取り組み

浪速少年院では、少年の更生に、とても興味深い取り組みを行なっている。
以下、産経新聞から。

【償いの日々 浪速少年院ルポ】被害者の思いを知る

 犯罪被害者。この言葉を抜きに、現在の少年犯罪は語れない。 浪速少年院では、中間期教育の少年に対し、「被害者の視点を取り入れた教育」というテーマで計15回の授業を行う。 授業では、実際に起きた事件に基づくビデオを上映。2人組の強盗に息子を殺害された母親が「これほど人を憎いと思ったのは初めて。刺し違えてでも同じ思いを味わわせたい」と訴えた。 私語が許されない少年院は普段でも静かだ。だが、ビデオを見終わった少年たちには、「静寂」以上の重苦しい空気が立ちこめた。 「お母さんに対してどう感じましたか」。教官が質問した。1分、2分…。1人の少年が手をあげた。 「息子さんを奪われた苦しみは、計り知れないと感じました。今まで自分は、被害者の立場を人ごととしか考えていませんでした」 少年はゆっくりと発言した。

 以下、略。

 さて、この取り組みは、少年犯罪だけに限ることはない。刑務所でも、是非、実施していただきたい取り組みではないだろうか。

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